2015年10月12日月曜日

朗読会@OGUMAG


2015年10月24日(土)から11月15日(日)まで、荒川区東尾久のOGUMAGギャラリーにて、写真家の由良環さん、作家の佐佐木實さんによる展覧会が開催されます。由良さんは私が朗読を始めた初期の頃に森岡書店さんでお会いし、以来展覧会の際には朗読のご依頼を頂くようになりました(有難いことです)。
今回、佐佐木實さん(書のようなドローイングのような、言葉をモチーフに作品制作をされている作家さんです)とのお二人展を開催されるにあたり、11月3日(火・祝)に朗読イベントを開催することになりました。由良さんの作品の題材となった北海道に因み、アイヌ語を発してみたいと思います。佐佐木さんのドローイングによるパフォーマンスとともに、お楽しみください。

朗読イベント【アイヌ言葉をめぐって】
日時:11月3日(火・祝)
   第1回 15:00-15:30
   第2回 17:30-18:00
場所:OGU MAG
入場:無料(DRINK 300円)/予約不要
 

ボイスサンプル

朗読会の音声は、録音したりしなかったり、してたつもりがスイッチを入れていなかったり・・・ということであんまりきちんと記録できていません。ビデオを回すこともありますが、自分が朗読している姿など恐くて見られません。結局のところ不勉強でしかないのですが、やっぱりそれを見て研究云々、というのは自分のやり方とは何か違うような気がして、ここまで来てしまいました。
 
ですが、時折自分でも自然に録音に向き合えることがあって、それをふたつご案内します。こういうのは、本当に私的なものとごく近くて「ボイスサンプル」と称すべきものではないのかもしれません。が、私の中では「OK」を出したふたつです。誰かの為をおもって声を発することが、やっぱり自然なのだと思います。


「やまなし」with HANA
https://soundcloud.com/keiko-okayasu/raqr6e7oppjp

みーちゃん」
https://soundcloud.com/keiko-okayasu/15-06-08a


 

『こゝろ』第10回@マレビト


『こゝろ』第9回と、朗読ワークショップが終了しました。ご来場くださった皆様、お気づかい頂いた皆様、ありがとうございました。

今回初めて試みた大人の朗読ワークショップでは、参加された方から「恥ずかしくなかった〜」とのお声を頂き、ホッとしました。普段は自分が朗読してばかりですが、このワークショップでは私は人の朗読の声を聞くことができます。それが、もうとてもよいのですよ!MAREBITOの落ち着いた空間と日暮れ頃の光も、それらをやさしく包んでくれます。
 
ワークショップは今後も、毎月の朗読会の前の時間に開催します。次回は10/31(土)に。朗読会のDRINKは青山史子さんが担当してくださいます。novara食堂と題し、Twitterで見た目も美しいお料理を紹介されてきた青山さんがおつまみも作ってくださるそうです。こちらもお楽しみに!
 
 
①ワークショップ 17時〜(1時間ほど)
テキスト:ご予約頂いたお客様の雰囲気に添うものを選びます。
参加費 :2,000円
要予約 :okayasukeiko@gmail.com
定  員:5名 

②朗読会 19時〜(1時間ほど)
読み物:夏目漱石『心(こゝろ)』 第10回
入場料:1,000円
定 員:10名 
要予約:okayasukeiko@gmail.com
Drink :青山史子 ※ドリンク代は別料金です
いずれもMAREBITO(中央区新川1-3-23/八重洲優和ビル2階)にて。お待ちしております。



2015年10月9日金曜日

前回のあらすじ 08

『心(こころ)』 前回のあらすじ

■第八回(2015年8月29日) 
「先生と遺書 五十七から六十四」

「私が両親を亡くしたのは、まだ私の二十歳にならない時分でした。東京へ来て高等学校へ這入りました。両親の死に絶えた私の住居には、新しい主人として、伯父夫婦が入れ代わって住んでいました。その間に、伯父は私の財産を誤魔化しました。
私と伯父の間に親戚のものが這入り、私の所有にかかる一切のものを纏めてくれました。それは金額に見積もると、私の予期より遥かに少ないものでした。けれども、学生として生活するにはそれで十分以上でした。私は受け取ったものを凡て金の形に変え、長く故郷を離れることにしました。

金に不自由のない私は、騒々しい下宿を出て、新しく一戸を構へて見ようか、という気になりました。散歩がてらに本郷台を西へ下りて小石川の坂を真っ直ぐに伝通院の方へ上がり、ぐるぐる歩き回りました。駄菓子屋の上さんに尋ね、静かな素人下宿を教えてもらいました。そこには軍人の遺族、未亡人とその娘さんとが住んでいるとのことでした。」