2013年8月5日月曜日

ハナの物語

「朗読が始まる。
女は、昔、父親から手の話を聞かされたことがある。手というか、イヌの足の裏のこと。家でイヌと二人だけになると、父はいつもかがみ込んで、イヌの足裏の匂いをかいでいた。そして、ブランデー・グラスをかぐようだといった。世界で最上の芳香ーブーケの香りー偉大な旅の物語だ、と。」
『イギリス人の患者』M・オンダーチェ著より

2年前に娘を出産したときに、娘と同じ名前の主人公の物語を頂きました。それは小説だったけれどどこを切り取っても詩のようで、そして贈ってくださったその人の物語のように思えてなりませんでした。

明日と明後日、『潤う』展の一日の終わりにこの物語を一部朗読します。ほんの15分ほどの短い朗読になりますが、展覧会の雰囲気とともにお楽しみいただけましたら幸いです。私は4時頃から在廊しています、どうぞお気軽に遊びにいらしてください。

2013年8月16日(金)/17日(土)19時頃〜 
ギャルリーワッツhttp://www.wa2.jp/access/にて 
予約不要・入場無料


【後記】イベントは無事に終了致しました。ご来場頂きました皆様、ありがとうございました。イベントの帰り道、東京湾の花火大会の音だけが聴こえてきて、それがなんだか朗読会の後らしくてとてもよかったです。